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口臭が原因の顔の臭いと対処方法

      2015/07/10

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家族や友人と話しているときなどに、ふと、周りの人の口臭が気になった経験はありませんか?また、自分ではなかなか気づかないので、周りに突然口臭について言わたら、ショックを受けますよね。

実際口臭とはなんなのでしょうか。今回はそんな口が原因の臭いと対処方法について考えていきたいと思います。

口臭による顔の臭いと対策・対処方法

口臭

口臭とは、口あるいは鼻を通して出てくる気体のうち、社会的容認限度を超える悪臭のことをさします。

口臭というと、ニンニクや焼き肉などの臭いをイメージされる方もいると思いますが、今回そういった外的要因は口臭の原因として含まないこととします。

口臭の原因として大きく2つ、あげられます。

生理的口臭

 
・唾液分泌の減少
麻起きた直後、食間などの空腹時、また緊張時などは、唾液の分泌量が少なくなるため、口の中の細菌が増殖して、口臭の元となる物質が増加します。
 
・舌苔(ぜったい)
 口臭の6割は舌苔が原因です。口の中の粘膜の細胞がはがれて落下。さらに舌の上に留まり、腐った状態になったもののことを舌苔と呼びます。

病的口臭

・歯垢(プラーク)と歯石
 歯に残った食べ物のカスを食料として、口の中の細菌はどんどん増殖し、口臭の原因になります。

・歯周病
歯周病原菌は、硫化水素より悪臭のするメチルメルカプタンを大量に発生させます。それが口臭の原因となります。

・虫歯
虫歯が進行して歯に穴があき、そこに食べカスは詰まりやすくなり、細菌が発酵して口臭を放ちます。親知らずの周りも食べカスが残りやすいので、口臭の原因になることもあります。

・呼吸器疾患
呼吸器疾患の場合は鼻や喉などに症状が出ます。鼻や喉は口とつながっているので、鼻や喉がおかしくなると、口でカバーしようとして、口腔内の働きが活発になり、唾液の分泌量が減り、細菌が増加し、口臭の原因になります。

・代謝性疾患
糖尿病、肝性昏睡(かんせいこんすい)などの体の代謝に関する疾患がある病気のことを代謝性疾患と呼びます。代謝性疾患の病気は代謝の異常が表れることにより様々な臭いを発生します。

・糖尿病
糖尿病ではアセトンという物質が増加します。アセトンは増加することで臭いを発生させます。なんとなく甘酸っぱいような臭いです。
また、糖尿病の自覚症状として、喉や口中の渇きが挙げられます。糖尿病になると、しばしば唾液の分泌量が減少する…という自体になることがあるそうです。唾液の現象は先に述べたように口臭の原因となります。

口臭の対処方法

口臭はどのように対処するのが良いのでしょうか?

生理的口臭の予防

・歯磨き、舌磨き
生理的口臭の予防のためには丁寧な歯磨きと、舌清掃を行って舌苔を除去し、舌を清潔に保つことが最も効果的です。舌清掃は歯ブラシでもできますが、舌専用の舌ブラシを使うとさらに効果的です。

・咀嚼する
唾液には抗菌作用があり、食べ物を食べる際、歯でよく噛んで食べることで唾液の分泌を促し、細菌の増殖を抑えます。

病的口臭の予防

口臭の原因となっている病気が分かっている場合は、早めに治療しましょう。

歯周病は、一度なってしまうと、完治しませんので、歯周病の原因となる歯石や歯垢は口腔内洗浄で除去し、虫歯などは早めに治しておきましょう。また、歯周病は症状が出るのが遅い病気なので、口臭で気づいた時には手遅れ、なんてこともあります。定期的な歯科診断をおすすめします。

このように口臭はきちんと対処すれば防ぐことができます。きちんと洗浄しても口臭が消えないという方は、全て病気とは限りませんが、一度、診察を受けてみてください。早めの対処が大切です。

また、あまり口臭を気にしすぎる人は自臭症という精神性の疾病の疑いもあります。実際には不快な口臭などが発生していないのに、常に周囲に悪臭を放っているのではないかと気にしてしまうという病気です。口臭を気にするあまり、過剰に洗浄し口の中を傷つけてしまったり、人と話すのが嫌になり日常生活に支障をきたす恐れもあります。

自分ではわかりにくい口臭、計測機器によって数値化できますので、専門医に相談し、一度ご自身の客観的なデータを認識してみてはいかがでしょうか。

自分の口臭の値を知り、しっかり消臭して、口臭など気にせず、堂々と笑顔で話せるほうが、ずっと素敵ですよね。

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